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【A&Vフェスタ2006】
パイオニア、iPodにも対応するPLCを利用したオーディオシステム

パイオニアブースの「music tap」
 パイオニアは、A&Vフェスタ2006の会場にて電力線搬送通信(PLC)を利用したオーディオシステム「music tap」を参考出展している。商品化の時期や販売価格は未定。

 music tapは、コントロールユニットの「Sound Station」、アンプスピーカーの「Speaker-Large」「Speaker-Small」の3点をセットで利用するオーディオシステム。PLCを採用しているため、Sound Stationと各スピーカーへの配線は家庭内のコンセントを利用し、コンセント経由でSound Stationに入力された音声をスピーカーから出力できる。

 Sound Stationは、アナログオーディオ入力などの外部から入力された音声をコンセント経由で各スピーカーに送信する機器。USB端子を装備しており、USBメモリなどに保存された楽曲の再生や操作も可能だ。また、iPodを接続できる「コントロールドック」を用意し、iPodに保存された楽曲の再生が行なえるほか、Sound Station本体からiPodの操作も行なえるという。

 Speaker-Largeは2体のスピーカーを装備したアンプスピーカーで、スピーカーに付属したリモコンを使用してSound Stationやコントロールドックに接続したiPodの操作が行なえるという。また、Speaker-Smallは人感センサーを搭載した小型アンプスピーカーで、人感センサーを利用して自動で電源ON/OFFが可能となるほか、電源投入時にはSound StationやiPodを連動させ楽曲を再生させることも可能となる。

 music tapで使用するPLCの周波数帯域や伝送オーディオ品質、アンプスピーカーのスペックなどと言ったハードウェア面の詳細な仕様は公開されていないが、同社によれば「日本国内でPLCが解禁された場合は、解禁からそれほど時間をかけずに商品化が可能」だという。また、販売価格は未定としながらも「約5~8万円での販売したい」としている。


Sound Stationとコントロールドック Sound Stationの前面。USB端子のほか、iPodやUSBメモリの保存ファイルを操作するボタンなどが見られる。

Speaker-Large Speaker-Largeの操作パネル。簡易ディスプレイやボリュームのほか、PLCの周波数変更ボタンと思われる装備も

Speaker-Small。本体側面に人感センサーを装備する music tapの詳細

関連情報

URL
  パイオニア
  http://pioneer.jp/

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(大久保有規彦)
2006/09/21 15:10
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