サーチエンジンを使うときのように、検索するときは正式名称以外に、可能性を感じる言葉で試すのも1つの手だ。型番一発で絞込みが可能な場合はいいが、そうでない製品は探し方にも工夫が必要となる。これもやはり出品する側がどういう名称で出品しているか定かではないからである。検索結果に満足できないときは、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、別名、通称といったさまざまなキーワードの組み合わせを試してみると、結果もまた変わってくるということを覚えておきたい。
例えば筆者の好きなカバンに「アルティザン&アーティスト」というブランドがある。ここの製品を探すときは大変だ。個々の製品の型番が記載されていることはまずないからだ。そしてブランド名で検索しようとすると、出品者によって少なくとも以下のような表記のバリエーションが存在する。
・ARTISAN&ARTIST
・ARTISAN & ARTIST
・アルティザン&アーティスト
・アルティザン・アンド・アーティスト
・アルチザン&アーティスト
・アルティザン&アーチスト
・アルティザンアーティスト
・アルテイザンアーティスト
・ARTIZAN&ARTIST
最後に至ってはつづりが違う……。が、実際に存在するケースなのだ。問題はいかにして狙った商品に出会うかであるから、間違っていても可能性に含めるのである。上記のうち1つだけしか検索しなかったら、検索にヒットしない商品がたくさんあるかもしれないのだ。出品者の側は、タイトルと商品説明の両方が検索対象になることを知っていれば、可能な限りのキーワードを入れてることが多いのだが、間違ったタイトルしか掲載されていないケースも想定する必要がある。
こんなときは思い切ってフルネームはやめる。「&」を境に分割してみるのだ。カタカナにした場合、ときおり山下達郎氏の曲なども含まれてくるが、それはご愛嬌。あとは一度では諦めないこと。要するに執念深いほど掘り出しものとの出会いも増えるということなのである。
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