Mさんは宝石箱を出品した。真っ赤なスウェード調の、ちょっとゴージャスな宝石箱。しかも結構大きい。出品後に商品を眺めているとき、Mさんはなにかヘンだなと思った。それもそのはず。タイトルにはこう書いてあったのだ。“収納力バグツン!”――「バグツン」とは一体なんなのか? 「バツグンって書いたつもりだったんだけど……。」
その“収納力バグツン!”という奇天烈なタイトルは1週間ほど晒され続けたあと、無事落札された。「いつも落札者さんに送るメールには落札してもらった商品名を書いているんだけど、正直に“バグツン”とするかどうか迷いました」結局“バグツン”のままお知らせしたそうである。
「落札者さんからツッコミが入らなかったのが残念」と、とぼけたことを抜かしていたMさんは、その後も「*******のネックレ」というタイトルのまま出品していたこともあるという。「ネックレ」とは「ネックレス」がタイトルの字数オーバーのため、途中で切れてしまった状態。出品のときは、確認画面で内容も文字数も十分にチェックしよう。
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