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「メタサーチエンジン」で複数の検索サイトを効率よく活用!
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今やインターネットには欠かせない存在となっている検索エンジンですが、みなさんはどの検索サイトをメインに使ってますか? アタシはGoogleをメインに使ってますが、これだけしか使わないわけではなく、gooとかAltavistaなどの他のサイトを使うこともよくあります。これだけWebサイトの数が膨大になった現在でさえ、やはり「1件もヒットしない」ことはけっこうあるもんで、そういうときは複数の検索エンジンをくまなく探す必要がありますからね。
たとえば街ネタをリサーチしていて、「あの店が良かったよ~」と口コミで教えてもらった店をWebで検索しても、まったく見つからないことは珍しくありません。オシャレ系の対極にあるような渋~い飲み屋の場合は、ネットに情報が載っていないことも多いですからね。
そんな場合はすぐに別の検索サイトには行かず、キーワードの組み合わせを微妙に変えたりして何回か再チャレンジします。それでもヒットしないことを確認して、ようやく別の検索エンジンに行くんですが、これがなかなか面倒くさい。最初の検索サイトで試した色々なキーワードの組み合わせを、再び他の検索サイトでも試さなきゃなりませんからね。
こういう場合は時間のロスを極力少なくしたいのが人情ですが、そんな人にオススメなのが複数の検索サイトを一気に検索できる「メタサーチエンジン」です。アタシみたいな悩みを持つ人はもちろん、検索にこだわっている方は要チェックですよ!
■ 使い勝手がバツグンの“統合型”
メタサーチエンジンは現在数多くありますが、それらは大きく2種類に分けられます。1つは「統合型」と呼ばれるもので、これは複数の検索エンジンを同時に呼び出して検索し、そこで出た検索結果を統合してユーザーに見せるものです。もう1つは「非統合型」と言って、こちらは検索結果を統合せずに、各検索サイトで得た結果をそのまま表示します。
統合型メタサーチエンジンでは、各メタサーチエンジンごとに違うアルゴリズムで検索結果を統合するわけですが、基本的には多くの検索エンジンで上位にヒットするサイトが優先的に表示されるようになっています。使い勝手は単独の検索サイトと変わらないので、これを使えば複数の検索サイトを渡り歩いて、そのたびに色々なキーワードの組み合わせでトライ&エラーを繰り返さなくても済みますよね。多くの検索エンジンから効率よく情報を引き出すには、うってつけのツールと言えるでしょう。
ただし、検索サイトの中には統合型メタサーチエンジンでの利用を認めていないところもあり、今後どのような流れになるかはわかりません。検索結果に表示される広告は各検索サイトの収入源になっていますが、検索結果にその広告が表示されない統合型メタサーチエンジンの場合、使用が制限されてしまうのはやむを得ないでしょう。でも、統合型の使い勝手はかなり魅力なので、なんとかこのような問題を解決して、今後とも発展させてほしいですね。
一方、非統合型の方は統合型とは違って検索結果を加工しないので、ほとんどの検索サイトが利用を認めています。統合型よりも圧倒的に多くの検索エンジンを、一つのサイトでまとめて管理できるのがメリットですね。統合型と非統合型、それぞれの特徴を理解して使い分けることが大切です。
■ 8つの検索エンジンを使えるスグレモノ
統合型メタサーチエンジンでオススメなのは、「メッチャ検索エンジン」ですね。なんと言ってもメタサーチエンジンは複数の検索エンジンを同時に使用できるのがウリなわけですから、呼び出せる検索エンジンの数は多ければ多いほど良いです。「メッチャ検索エンジン」では「altavista」「excite」「fast」「fresheye」「goo」「infoseek」「verno」「Yahoo! JAPAN」と、8つもの検索サイトをカバーしています。もしこれらを1つずつ検索していったら膨大な手間になるわけで、ホントにありがたいですね。まあアタシがいつも使ってるGoogleはこの中にありませんが、「Powered by Google」を利用している「Excite」が入っているので良しとしましょう。
使い方はカンタンです。まず、普通の検索サイトと同じように、キーワードを入力して「検索」ボタンを押します。すると8つの検索サイトとの接続状況やヒット件数、検索にかかった時間などが表示されて、その下に検索結果が出ます。ここに表示された検索結果が、8つの検索サイトの検索結果を統合したものというわけです。ちなみに検索結果の各ページタイトルの左横に赤字で書かれた数字は、そのページの「総合得点」を表しています。この得点は、各検索サイトから受け取ったスコアを元に算出されたもので、上位に位置するページほど、重要度が高いと言えます。
■ 充実した検索オプション
検索オプションも充実しています。「詳細指定検索」をクリックすると、検索方法や表示件数、表示方法、説明文の有無などが選べる画面が表示されます。最大50ページまでWebサイトを登録できる「しおり機能」も、ブックマーク代わりに使えるので便利ですよ。
また、特定ドメインの検索指定や検索エンジンの選択なども可能です。各機能についてはヘルプに簡単な解説がありますが、細かい点について質問がある場合は「サポート掲示板」を活用しましょう。この掲示板では、運営者とユーザーが活発に意見を交わしているので、「こんな機能が欲しい!」と思ったら提案してみても良いかもしれませんね。メタサーチエンジンというのはまだまだ発展途上のツールですから、ユーザーも積極的に使用感をフィードバックしていけば、さらに進化していくんじゃないでしょうか。
ちなみにこのサイトでは、各検索エンジンの応答状況などをグラフにまとめて発表しています。リンクも自由だし、個人のWebページの中に検索フォームを書いたりするのもOK。ヘルプの中に検索フォームの書き方が載っているので、自分のサイトにメタサーチエンジンの機能を盛り込みたい人にオススメしたいですね。さらに、この検索エンジンのプログラムはPerlという言語で書かれているんですが、なんとこのソースコードまでも公開されています。このオープンな姿勢がこのサイトの一番の魅力と言えるでしょう。
■ そのほかのメタサーチエンジン
統合型メタサーチエンジンには他に「Ceek」や、「WAKANO」などがあります。Ceekはメッチャ検索エンジンのソースプログラムに手を加えたものが使われていて、こちらもなかなか良いです。検索文字列を赤色で強調したり、サイドバー表示が可能だったりと、細かい部分で使い勝手の良いメタサーチエンジンだと思います。
WAKANOの方は、ジャンルを自動分類して検索結果を表示する機能やテーマ別に検索できる機能などのユニーク機能を満載しています。利用できる検索エンジンの数もかなり多く、海外の検索サイトも登録できるので、海外検索サイトをメインに使いたい人にとっても便利かもしれません。実際に試してみて、自分の使いやすい統合型メタサーチエンジンを探してみてください。
というわけで、今回は統合型メタサーチエンジンについて紹介しました。次回はもう1方の「非統合型」についてオススメをピックアップしようと思います。それでは、また!
■ URL
メッチャ検索エンジン
http://bach.istc.kobe-u.ac.jp/metcha/
Ceek
http://www.ceek.jp/
WAKANO
http://www.wakano.co.jp/
2005/03/28 11:03
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下柳泰三 自称“書き屋”。ジャンルを選ばず心が揺さぶられればパソコン記事でも映画評でも何でも書く、サスライの原稿執筆人。現在某街歩き雑誌(ヒミツ)をメインに活動中。ホコリをかぶったケーブルモデムを横目に今日も書きまくる! |
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