VPNに関しては概要(画面26)、Gateway to Gateway(画面27)、Client to Gateway(画面28)、VPNパススルー(画面29)の設定が可能だ。現実問題としてRV082-JPの場合、本店と地方拠点間でVPNを構築し、この際各拠点はプライマリとバックアップの回線を(例えばBフレッツとADSLなど)用意して回線を多重化する、なんて使い方が1番多いと思われる。
さて、それでは性能を具体的に測定してみたいと思う。今回は、ちょっと機材の関係でいつもと異なるサーバー類を用意した。Dual WAN環境ということで、Windows XP Professionalが動作するサーバーを2台、クライアントも同じくWindows XP Professionalが動くものである。各々のサーバーの構成は表1に示すものだ。昨今のマザーボードの場合、オンボードでGbEコントローラが搭載されているが、今回はあえてこれを避けてIntel 21143-PDが搭載されたLANカードをPCIバスに装着する形で、最大速度を100BASE-TXに合わせるようにした。