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読者が選ぶ 2003年ブロードバンド10大ニュース 投票結果発表

 12月17日から24日までの読者の投票により決定した、今年のブロードバンド10大ニュースの投票結果を以下に発表します。総計1,782票(626人)の投票をいただきました。ご協力ありがとうございました。

順位 記事名 関連記事 投票数
1 IP電話が続々スタート。固定からの着信や携帯電話・PHSにも対応 1/2/3/4/5/6 276
2 Blasterウイルスの被害が社会問題化 1 247
3 ブロードバンドユーザーが1,272万人に、ADSLだけで1,000万突破も確実 1/2 241
4 WinnyやWinMXがバックボーンの大きな問題に 1 226
5 ADSLが20M超へ高速化。40M超のADSLも登場 1/2/3/4/5 171
6 IEEE 802.11gが標準化。802.11a/b/g同時利用も可能に 1/2/3/4 141
7 Yahoo! BBがモデムレンタル規約を変更、個人情報の所有権を移転 1/2/3 46
8 IP電話事業者が通話無料の相互接続を実施。有料の相互接続も予定 1/2/3/4 43
9 オンラインゲームが数多く登場 1/2/3/4 41
10 ネットワーク対応テレビやレコーダの登場 1/2/3 39


 2003年ブロードバンド10大ニュースの第1位は、「IP電話が続々スタート。固定からの着信や携帯電話・PHSにも対応」となった。昨年の10大ニュースでは「DSL回線加入者数が500万件突破」と回線の話題が第1位になっていたのに対して、2003年はサービスそのものに注目が移っている。第8位も「IP電話事業者が通話無料の相互接続を実施。有料の相互接続も予定」となり、2003年はIP電話が大いに注目を集めた年だと言えるだろう。第9位のオンラインゲーム、第10位のネットワーク対応家電など、ブロードバンドを活用したサービスや製品の注目も高まっている。

 第2位には「Blasterウイルスの被害が社会問題化」がランクイン。ネットワークに接続するだけで感染する新種のウイルスが、ブロードバンドの常時接続環境に大きな問題を投げかけた。また、第4位の「WinnyやWinMXがバックボーンの大きな問題に」では、一部のブロードバンドユーザーがプロバイダーのバックボーンにまで影響を与えるなど、ブロードバンドの普及につれて発生した新たな課題も浮き彫りになった。

 第3位、第5位はともにインターネット回線の話題となった。やはり回線の速度は今だに注目を集めるトピックということだろう。1年に2回の速度向上を遂げたADSLだが、下り速度向上は技術的にも一段落ついたと見られており、6位の「IEEE 802.11gが標準化。802.11a/b/g同時利用も可能に」も含めて、通信速度の話題に区切りがついた1年と言える。

 なお、11位以下は、以下のような結果となった。

順位 記事名 関連記事 投票数
11 公取委や東京都がプロバイダー広告に注意。速度表記を外すプロバイダーも 1/2/3/4 38
12 ブロードバンドを利用したテレビ向けの映像配信サービス 1/2/3/4 33
12 Yahoo! BB、会員数350万人を突破。イメージキャラクターに広末涼子 1/2 33
14 NTT東西、フレッツの地域IP網を県間接続 1/2/3 30
15 携帯型のIP電話端末。無線LAN搭載携帯電話も 1/2/3/4/5 28
16 下り1Mbpsの低価格ADSLプランが登場 1/2 25
16 NTTグループの再編進む。IIJの出資やDreamNetの統合、NTTレゾナント設立など 1/2/3 25
18 阪神タイガース公認機器が登場 1/2/3 20
18 ソフトバンクBBが発足、めたりっく各社を合併 1/2 20
20 前マイクロソフト社長の阿多氏がソフトバンクBBへ 1 15
20 宇多田ヒカルのインターネットライブが100万ストリーミング 1 15
22 パソコン周辺機器メーカーが家電に参入 1/2 12
23 無線アクセス(FWA)型の光ファイバ接続サービス 1/2 8
24 スピードネットが東京電力に営業譲渡 1 5
25 DSL作業班が開催。未確認方式のDSLが標準化される 1/2/3 4


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(甲斐祐樹)
2003/12/26 11:22
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