では今ではこうした問題がだいぶ解決したか? というとそうでもなかったりします。このCSSの非互換性を解決するための試みはいくつかありますが、こうした団体の1つに「The Web Standard Project」があります。一度は活動を休止した同プロジェクトですが、2002年には活動を再開しており、ここが提供する「Acid2」と呼ばれるブラウザテスターではCSS1やHTML 4.0.1、PNGなどのテストが行なわれます。ところが、間もなく登場するといわれるMicrosoftのIE7ではAcid2のテストを完全にパスしないという問題が未だに出ているあたり、CSSのハンドリングは相変わらず大変であることが見て取れます。