さてそのJavaScript、当初はNetscape Navigator 2.0とInternet Exploler 3.0に搭載されましたが、その後さまざまなWebブラウザに搭載されていくに従い、どんどん拡張されていきます。そうなると当然互換性の問題が出てくるわけです。これを避けるため、「ECMA(European Computer Manufacturer Association:欧州電子計算機工業会)」が、「ECMA-262(ECMAScript Language Specification)」という名前で1997年に標準化を行ないました。
このECMA-262はISO/IEC 16262として国際標準にもなっています。最新のものは1999年12月に出た3rd Editionで、これに加えて「ECMA-290(ECMAScript Components Specification)」や、「ECMA-367(Eiffel analysis, design and programming Language)」、「ECMA-357(ECMAScript for XML (E4X) Specification)」なども追加されています。