皆さんは、「Gopher(ゴファー/ゴーファー)」をご存じでしょうか。Gopherは、WWWが普及する前に幅広く使用されていた分散環境における文献検索/取得システムのことです。ミネソタ大学でMark P. McCahill氏が中心となって開発したもので、1991年に登場しました。この1991年というのは、「CERN(欧州合同素粒子原子核研究機構)」でWWWが開発された年でもありますが、普及が早かったのはGopherでした。
「Netscape」「FireFox」「Internet Explorer(~5.xまで)」にはGopherのクライアント機能を内蔵しており、Firefoxを使った場合には写真01のような画面が表示されます。ここからの操作法ですが、例えば最初の“About This Server”をクリックすれば文章が表示され(画面02)、WWWの操作感と大きく変わりはありません。