こうした作業負荷を減らすために考えられた仕組みがDNS(Domain Name Service)と呼ばれる仕組みです。DNSではどんなことを可能にするかを、まず説明しましょう。図2のように、LANの中にDNSサーバーを1台追加したケースを考えます。ここでHostA→HostBに転送を行ないたい場合は、以下の手順で進行します。
ただ、キャッシュの場合は適当な頻度で更新をかけないと、データが変わっている場合があります。そこでDNSでは、値を返す際にその値の有効期限(TTL:Time To Live)も一緒に返しており、値を取得してからTTLに定められる時間が経過したあとは、キャッシュをいったん破棄してもう1度サーバーから最新の値を取得することが必要とされています。