Windows 95の登場以降、インフラと通信機器の発展は急速に進んだ。私もNECのISDN-TA AtermIT35を導入し、インターネットへの接続をISDN同期接続に切り換えた。その後、自分用のマシンも増え、家族も増えていった。
Windows Me/2000が登場するころには、ネット上から取得するデータ量がISDN導入当初の数倍にも膨れていた。仕事上オンラインソフトの評価を頼まれることが多く、ダウンロードに掛かる手間はできるだけ短縮したい。1MBのファイル落とすのに4~5分もかかっていたのでは、IEのアップデートで40MBなんて冗談じゃない。そろそろISDNではきついと思い始めたが、1.5Mbps専用線を引く金などあるわけもない。だが、希望はあった。CATVとADSLが普及し始めたのである。しかし、そのあたりの状況をしつこく調べてみると、どうも芳しくない。ざっと以下のような理由だ。
そしてすぐにブロードバンドルータを買いに行く。が、現物であったのは京セラMETEOR KY-BR-CB100のみ。今日中に使いたい私はそれでもいいやと納得した。ダメなら取り替えればいいやという目論見である。ちなみに、無線LAN付きのルータは最初っから Out of 眼中。スループットが出ないのはわかりきっているし、すべてのPCが仕事場に集中している我が家では、無線LANにする意味がない。