社会人になって大人げなくも衝動買いしたものはたくさんありましたが、いちばん大きな衝動買いが「Macintosh Performa5220」というモニタ一体型のパソコンでした。腐ってもパワーマック! Power PC 603/75MHzという当時最速のCPUに、500MBという大容量の内蔵ハードディスク、16MBの内蔵メモリにオンボード8MBというビデオメモリ、モニタ解像度はフルカラー640×480ピクセルの大画面、当時最新のOSである漢字TALK 7.5.1プリインストール、さらには必要なソフトウェアがいろいろ付属しているというすごいマシンでした! しかもこいつには14.4kbpsのFAXモデムが付属していて、グラフィック、ワープロ、表計算はもちろん、パソコン通信や果てはインターネットまで、1台でなにもかもできるという夢のような環境がすぐに手に入ったわけです。
また数値的なものだけでなく、マシンの性能が体感速度向上にずいぶん影響を与えているというのも肌で実感いたしました。ちょうどPower PC G5の発表があった直後ですが、現行のG4デュアルがニュープライスでたいへん安く手に入ることに気をよくし、大人買いしてしまいました。これまで使っていたG3に冗談のつもりでインストールしたOS Xは重くてまともに動かすことも難儀だったのですが、G4デュアルにしてからは信じられないほどにサクサク動きますし、ブラウザほかインターネット関連アプリの反応のよさといったら。内蔵のイーサネットカードもギガビットイーサですから余計にですね。光ファイバは速いマシンで最大の効果を発揮するものなんですねぇ。