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第七十七景：最新のデザイナーズマンションにFTTH回線を！（前編） |
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■ 東雲キャナルコートCODANについて
街の中核をなすのは、都市基盤整備公団の賃貸住宅であるCODAN SHINONOMEです（以下、CODANと記述します）。 公団初のデザイナーズ・マンションとして建築されるCODANの住宅群は、1街区から6街区まで6つに分けて建築が進められています。 実際、今までの公団住宅のイメージを払拭するデザインは建築界からの視線も熱く、日本全国から見学者が絶えないところなのです。 現在は1・2街区が入居済み、3・4街区はほぼ完成していて入居者募集が行われています。東雲キャナルコート内には24時間営業のスーパーを核としたショッピングセンターがオープンしました。日々の買い物の心配がなく、とても助かっています。また、徒歩数分の最寄り駅から銀座まで地下鉄で10分、お台場にもバスで10分、東京ディズニーリゾートまで3駅12分という、非常に便利な場所に位置しています。 今後、民間デベロッパーによるマンション建設も進行・計画されていて、まだまだ街としては未完成ですが、将来が楽しみなところです。
■ 在宅ワーク型住宅
SOHO住宅、在宅ワーク型住宅とも一般住戸とは違い、コピー機用のコンセントが用意されていたり、専用のFTTH回線を引き込むことができるのが特徴です。 新居を探すにあたっては、ストリーミングサーバの構築など、しっかりしたFTTH回線が引けることが大前提でした。CODANの中でもSOHO住宅か在宅ワーク型住宅しか選択肢がなかったのですが、来客は見込まないのと、SOHO住宅ほどの広さは必要なかったので在宅ワーク型住宅に申し込みました。 私が入居している1・2街区では、全708戸に対し13,508人の申し込みがあり、平均倍率は19倍に達したとのことです。CODAN自体の人気も高かったのですが、その中でもSOHOタイプは全10戸に対し27.1倍と、さらに倍率は高かったみたいです。抜群のロケーションと恵まれた設備が、多くの人を引きつけたのだと思います。
■ さてお引っ越し！ でも、FTTHが…… CODANへの引っ越しが7月末に決まり、インターネット回線のお引っ越しも手配しなくてはいけなません。当時、私はBフレッツのニューファミリーを使っていたので、早速NTTに通常の電話回線に加えてBフレッツの移設を申し込みました。7月上旬のことです。しばらくしたある日、NTTからの電話を受けた私は耳を疑いました。何と、「CODANではBフレッツが使えないので、移設できない」と言われたのです。NTTの担当者によると、何でも都市公団のインターネット設備にはNTTが入れない領域がある……とのこと。さすが話題の都市公団、そんなところでも利権争いが繰り広げられているのか？ それにしても日本の中でNTTが回線を引けない場所があるなんて……恐るべし！ ――しかし、感心していても仕方ないので、都市公団にどういうことなのか確認の電話を入れてみました。 待たされることしばし、担当と思しき方につなげてもらえました。Bフレッツなどの単語を出しても、担当者さんがわからないかもしれない……と思い、わかりやすい言葉を選んで話をしてみました。 『東雲の在宅ワーク型住宅に入居が決まった者です。インターネットの接続に使おうと、NTTさんに光ファイバーの工事をお願いしたのですが、東雲には光ファイバーを引くことができないと言われました。入居時にもらった説明書にはインターネット回線の敷設が可能と書いてあったのですが、どういうことでしょうか？』 すると、先方の返事はこんな感じでした。 「東雲には『FTTH』と言う物が各部屋に引かれていますので、インターネット回線は特に必要ありません」 ……まさに『ダメだこりゃ』と言う感じ。そこで話をわかってくれる人がいそうな部署の連絡先を教えてもらい、そちらに連絡してみることにしました。 教えてもらったところでは、質問の方法を変えてみました。 『Bフレッツがダメなら、どこの回線事業者なら大丈夫なのですか？』と聞いてみました。すると「説明会に東京電力の担当者が来ていたので、その方を紹介します」とのこと。私は説明会には足を運ばなかったのですが、その時に東京電力の方が来ていたとのことです。 電話を切った私はTEPCOひかりのサイトにアクセスし、提供エリアを検索してみました……が、東雲は提供エリアに入っていませんし、「サービス提供時期未定」と赤字で表示されてしまいます。本当に大丈夫なのだろうか……と不安は募るばかりなのでした。 ■ 東雲はでんこちゃんの領域！ 後日、東京電力さんから電話がありました。東京電力光ネットワーク・カンパニー（以下、わかりやすいように「TEPCOひかり」と記述します）のKさんです。そう、東雲はでんこちゃんの領域だったのです！NTTに断られたこと、オンラインで確認しても提供エリアに入っていないことなど、一通りの事情をKさんに説明したところ、「TEPCOひかりが間違いなく開通する」とのお返事をいただきました。そこで即座にTEPCOひかりを申し込むことにしました。 実は、Bフレッツを引いたときも、本当はTEPCOひかりにしたかったのですが、残念ながら提供エリアから外れていたのです。できればNTTは使いたくない……と、PHSはDDIポケット、ADSLは東京めたりっく通信やACCAを使ってきた私にとって、TEPCOひかりとの出逢いは運命だったのかも知れません。 電話でK氏にプロバイダを聞かれたので、So-netであることを伝えると「So-netは他とちょっと違うんですよね……」と言うお返事が。「こちらから申込書をお送りしますので、それを書いて返送してください」とのことなので、申込書の到着を待つことにしました。 届いた申込書は新規申込用の物でしたが、問題なくアカウントを引き継げるとのこと。一緒に入っていた名刺を見ると、K氏はTEPCOひかりの企業向け部門の所属であることがわかりました。申込書を返送したのはお引っ越しまで間もない7月下旬です。K氏とのメールのやり取りでは「9月中旬」とのことでした。 早く来い来い、でんこちゃん！ （つづく）
■ ＵＲＬ CODAN SHINONOME http://www.codan.jp/ でんこちゃん http://www.tepco.co.jp/denkochan/index-j.html 関連記事：都市公団、SOHOスペースを備えた住宅の賃貸を開始（INTERNET Watch） http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0403/kodan.htm 2004/02/26 11:59
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