そんなブロードバンド環境において、次なる注目を集めているのが「IP電話」だ。本誌でもIP電話関連のニュースが数多く報じられているが、筆者もたいへん注目している。IP電話の技術的な解説は割愛するが、要するに「IPネットワーク上で実現する音声通話サービス」で「VoIP(Voice over IP)」という技術によって実現される。
筆者の環境で、最初にIP電話のサービスが提供されたのは、BIGLOBEが提供する「FUSION IP-Phone for BIGLOBE」だ。このサービスはBIGLOBEの「使いほーだいADSLeコース」(イー・アクセスのADSL接続サービスを利用)のユーザーを対象にしたもので、昨年末からの試験サービスを経て、今年3月からは正式サービスに移行している。ちなみに、FUSIONとはフュージョン・コミュニケーションズのことで、同社はIPネットワークを利用した長距離・国際電話サービスを提供している。