動画などのように、数百MB、数GBにもなる大きなファイルは、どのようにインターネット経由で受け渡しすればいいのでしょうか? 効率的な方法について考えてみましょう。
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 容量の大きなファイルをやり取りするには、オンラインストレージを利用するのが効率的でしょう。オンラインアルバムと同様に、一旦サーバーにファイルを保存し、そのURLを相手に伝えることで、ファイルをダウンロードしてもらうことができます。 
 また、エルネットが提供している「宅ふぁいる便」のようなサービスを利用のも1つの方法です。仕組み的にはオンラインストレージとほぼ同じですが、宅配便と同じような感覚で、大容量ファイルを相手に受け渡すことができます。 
 ただし、これらのサービスにも容量の制限があるため、動画となると現実的には難しい面もあります。こういった場合には、有料のオンラインストレージサービスを利用するか、メッセンジャーのファイル転送機能も検討するといいでしょう。 
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■ 大容量ファイルの受け渡し方法は大きく分けて2つ 
 数百MB、数GBにもおよぶファイルをインターネット経由でほかの人に渡す方法は、大きく分けて2つあります。ひとつはオンラインストレージサービスなどのようにインターネット上のサーバーを介してやり取りする方法、もうひとつはメッセンジャーのファイル転送機能のように、ユーザー同士が直接ファイルをやり取りする方法です。
 
 
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大容量ファイルはオンラインストレージやメッセンジャーを使って送ると便利
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 まずは、インターネット上のサーバーを利用する方法を見てみましょう。このサービスは、前回紹介したオンラインアルバムとほぼ同じ仕組みです。インターネット上のサーバーで提供されているストレージ領域に、自宅のパソコンから送りたいファイルをアップロードします。その後、ファイルが保存されている場所のURLを相手に伝えれば、相手がブラウザを利用してサーバーからファイルをダウンロードできます。
 
 
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ジャストシステムのオンラインストレージ「Internet Disk」
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エルネットが運営する「宅ふぁいる便」は無料で利用できる
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 具体的なサービスとしては、以下の表のように、「Yahoo!ブリーフケース」、ジャストシステムの「Internet Disk」などがあります。また、オンラインストレージサービスではありませんが、エルネットが提供している「宅ふぁいる便」も、ほぼ同じ仕組みを利用して大容量ファイルをやり取りできます。
 
 ただし、1つ注意しなければならないのは、サービスによっては扱えるファイルの容量に制限がある点です。たとえば、上記の表で無料サービスに分類した「Yahoo!ブリーフケース」と「livedoorブリーフケース」は、いずれも30MBまでの容量を持っていますが、この容量は保存したファイルの合計の容量であって、1ファイルあたりの容量は5MBに制限されています。このため、実質的に5MB以上のファイルのやり取りには利用できません。さらに大きなサイズのファイルをやり取りしたい場合は、転送したいファイルの容量に対応した有料サービスを利用する必要があるでしょう。
 
  とはいえ、有料サービスの場合、容量を増やすほど、月額の利用料金が高くなります。定期的に大容量ファイルのやり取りを行なう場合は契約してもムダになりませんが、一時的にファイルをやり取りするような場合は、あまり効率的とは言えない場合があります。
 
 
 
 
■ メッセンジャーで直接ファイルをやり取りする 
 では、動画のような数百MBクラスのファイルを手軽にやり取りするにはどうすればいいのかというと、もう1つのメッセンジャーを利用した方法を利用します。
 
  メッセンジャーを利用する場合、ファイルを転送したい相手を選択してから、ファイルの送信を実行します。これで、転送したいファイルを選択すれば、相手に直接ファイルを送信できます。この方法の場合は容量に制限がないため、数百MBにも達するような映像ファイルも相手に送信できます。
 
 
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メッセンジャーであれば容量制限なく相手にファイルを送信できる
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 メッセンジャーの場合、相手がオンラインでないとファイルを送ることができないのが欠点ですが、大容量ファイルを手軽に送信できます。
 
  このほかにも、レンタルサーバーの領域を利用してFTPでファイルをやり取りする、自宅のPCやNASなどにFTP経由やリモートアクセスしてもらうといった方法もありますが、セキュリティ面などを考慮すると、通常はオンラインストレージ、もしくはメッセンジャーでファイルをやり取りするのが現実的と言えるでしょう。
 
 
■ URL 
  関連記事:重要ファイルをいろんな場所から利用しよう~オンラインストレージ[INTERNET Watch] 
  http://internet.watch.impress.co.jp/static/link/2005/05/13/
 
 
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2005/06/24 14:08
		 
 
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