最近、「GREE」や「mixi」といったソーシャルネットワークサービス(SNS)が話題になっています。SNSとは一体どのようなサービスなのでしょうか?
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  ソーシャルネットワークサービスは、今までの掲示板やチャットなどといったサービスと比較して、人と人とのつながりが重視されている点が違いです。会社や学校、趣味といったカテゴリで、ユーザー間のつながりをインターネット上で作り出すことができます。 
 人と人とのつながりが重視したサービスということもあり、SNSは誰かに招待してもらわないと参加できない招待制を採用している事業者も多く見られます。 
 何ができるかは、サービスによって異なりますが、基本的には参加するコミュニティの日記や掲示板を使い、ユーザー間のコミュニケーションが可能です。また、最近では写真やブックマークなどを共有するサービスや、特定の趣味などに特化したSNSも生まれています。 
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■ 人と人とのつながりを重視したコミュニケーション 
 会社や学校、出身校、出身地、趣味など、人はそれぞれさまざまなコミュニティに属し、そこで出会った人たちとのコミュニケーションを通して現実社会で生活しています。このような人と人との関係をインターネット上でも作りだそうというのが、ソーシャルネットワークサービス(SNS)です。
 
  人と人とのつながりと言っても、これまでインターネット上で提供されていたサービスとは、少々性質が異なります。たとえば、インターネット上の掲示板などでは、利用しているうちに、よく書き込みをする人と知り合いになったり、現実社会で実際に会うことなどがあります。要するに、特定のサービスをきっかけとして、インターネット上での人と人とのつながりが新たに生まれるというわけです。言わば、趣味などの特定の分野に限られた仮想的な(もちろん違う場合もある)人と人とのつながりといったところでしょう。
 
  これに対して、SNSの人と人とのつながりは、大手のサービスがほぼ招待制を採用していることから(招待制については後で説明します)現実社会に即したサービスが多く見られます。会社や学校、サークルなど、現実社会にはさまざまなコミュニティが存在しますが、この人と人とのつながりをインターネット上で再現するといったイメージです。
 
 
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人と人とのつながりをインターネット上で実現するSNS
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■ 人と人とのつながりによって、最終的に巨大なネットワークが生まれる 
 もう少し、SNSの機能を具体的に見てみましょう。まず、SNSではユーザーごとページが用意されます。ここには自分の名前やニックネーム、プロフィールなどを記入したり、サービスによっては自分の日記をつけることもできます。
 
  次に、会社の同僚、学校の友人、趣味のサークルの仲間など、現実社会の友人を招待します。逆に友人から招待されることもあるでしょう。どちらも自分自身のページを持っており、招待した人とされた人のページがリンクでつながります。知人とつながることで、相手の日記が更新されたり、自分の日記にコメントがあった場合に自分のページで通知され、知人とのコミュニケーションが図れます。
 
  また、自分から招待しなくても、SNSの中で自分の知り合いを見つけることがあるかもしれません。そういった場合もリンクの申請を行なうことでページがつながっていきます。こうしたつながりを進めていくと、現実社会のような人と人とのつながりが、インターネット上にもできあがるというわけです。
 
  SNSの特徴は、このような人と人とのつながりによって、最終的に巨大なつながり(ネットワーク)ができあがることです。先ほどの例のように、あなたが友人を招待し、さらにその友人が別の誰かを招待するといったように、次々と人とのつながりが広がっていきます。これによって、現実社会では出会うことがないかもしれない友人の友人と新たに知り合いになることができたり、新たに友人になった人が参加するコミュニティに参加することで、さらに人間関係を広げられる可能性もあるのです。
 
 
 
 
■ 実際に利用するには 
 このようなSNSは、国内でもさかんに提供されています。10万以上のユーザーを集める大手のサービスでは、「GREE」、「mixi」などがあります。
 
  ただし、前述したようにソーシャルネットワークサービスは、人と人とのつながりを作るためのサービスのため、会員からの招待でのみ参加できる招待制が多くのサービスで採用されています。前述のGREEやmixiも、会員からの招待でのみ参加できます。そのため、GREEやmixiに参加したいユーザーは、身近にすでに参加している人がいないかを探してみるといいでしょう。なお、サービスによっては自由に参加できる登録制を採用しているところもあります。
 
 
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GREE
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mixi
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 参加すると何ができるのかは、利用するサービスによって異なりますが、基本的にはすでに参加しているユーザーとのつながりを作っていくことになるでしょう。会社や出身校、趣味などのカテゴリのコミュニティが用意されていますので、そこに参加しているユーザーの中から知り合いを探して、友人として登録したり、逆に登録してもらうといいでしょう。
 
  最近ではSNSもさまざまな形で活用されはじめています。日記や掲示板ではなく画像を中心につながる「Fotologue」や「フォト蔵」、ブックマークでつながる「はてなブックマーク」「BlogPeople Tags」などが登場し、後者はソーシャルブックマークサービスとも呼ばれています。また、オンラインゲームやペットの飼い主など、特定の趣味などに特化したSNSも登場し始めました。
 
  サービスによっては、友人に登録したユーザーのブログを読むことができたり、コミュニティごとの掲示板を利用できるようになっていますので、これらを利用して、人と人とのつながりをさらに深めることができます。新しいコミュニケーションの場として利用してみると面白いでしょう。
 
 
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2005/05/27 11:10
		 
 
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