「NAS(Network Attached Storage)」は、ネットワークで接続するタイプの外付けHDDです。通常、外付けHDDはUSBやIEEE 1394などを利用してパソコンと接続しますが、NASはLAN端子を利用してパソコンと接続します。このため、LAN接続型HDDとも呼ばれることもあります。
ネットワークでHDDを接続するメリットは、複数のユーザーでデータを共有できる点です。つまり、パソコンのハードディスクを増設するという役割に加えて、ネットワークでデータを共有するというファイルサーバー的な役割も持つのです。
このほか、USB接続したプリンタを共有する、USB接続のテレビチューナーユニットを利用してテレビを録画するといった製品もあり、さまざまな用途に利用できます。USBやIEEE 1394接続のHDDに比べて価格は高めですが、利便性の高さから今後の普及が見込まれています。
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