インターネットで音楽を購入できる音楽配信サービスが数多く登場してきました。実際に音楽を購入するにはどうすればいいのでしょうか?
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PCを利用して気になる音楽を手軽に購入し、携帯プレーヤーで聞くことができるのが音楽配信サービスの大きな魅力の1つです。数多くの音楽配信サービスが提供されていますが、それぞれに提供される音楽の種類、フォーマット、利用制限(外部端末への移動など)に違いがあります。このようなサービス内容の違いを考慮して、音楽配信サービスを利用するといいでしょう。
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■ 音楽配信サービスは数種類が存在
音楽配信サービスは、現在、さまざまな事業者によって運営されています。主なものとしては、マイクロソフトが運営する「MSNミュージック」、レベルゲートが運営する「Mora」、リッスンジャパンが運営する「Listen Music Sotre」などがあります。
数多くの事業者が存在する音楽配信サービスですが、現状では楽曲のファイル形式で大きく2種類に分けられます。1つはMicrosoftの開発したWMA(Windows Media Audio)」、そしてもう1つがソニーが開発した「ATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding 3)」です。どちらも不正コピーなどを防ぐため、「DRM(Digital Rights Management)」と呼ばれる著作権管理技術に対応している点が特徴です。
ファイル形式の違いは、楽曲を再生するプレーヤーに影響します。PCで聴く場合には再生ソフトが無料で手に入りますが、ポータブルオーディオプレーヤーの場合、ファイル形式が異なると楽曲を聴くことができません。ポータブルオーディオプレーヤーを利用する場合は、自分の持っている製品がどのファイル形式に対応しているかを確認しておきましょう。
なお、購入した楽曲は、ポータブルオーディオプレーヤーへの転送回数があらかじめ決められています。転送回数は3~10回程度が主流ですが、中には転送回数が無制限だったり、CD-Rへ書き込める楽曲もあります。楽曲を購入する際には、こういった転送回数なども合わせて確認しておくこともお勧めします。
■ 実際に購入してみる
では、実際に音楽配信サイトの1つ「MusicDrop」を利用して音楽を購入する手順を見てみましょう。「MusicDrop」は、ブラウザではなくWindows Media Player 10から楽曲を購入できる専用のサービスです。なお、Windows Media Player 10は今のところWindows XPのみ対応していますが、楽曲情報などはInternet Explorerといったブラウザからも閲覧できます。
まずはWindows Media Player 10を起動し、右上の「▼」をクリックしてオンラインストアのリストから「MusicDrop 音楽ダウンロード」を選択します。これで、MusicDropのTOPページを表示できます。
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Windows Media Player 10を利用して音楽をダウンロード。あらかじめ用意されているオンラインストアから好みのサイトを選ぶ
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TOPページには、ピックアップアーティストやニューリリース、ランキングなどの情報が表示されます。ここから好みの音楽も選べますし、アーティスト名などを入力して音楽を検索することも可能です。
好みの音楽を探し出せたら、まずはその曲を試聴してみましょう。視聴マークをクリックすると、曲の一部分が再生されます。購入を決めたら、「ダウンロード購入」ボタンをクリックし、購入画面へと移動します。
メールアドレスを入力し、決済(クレジットカードが必要)に進みましょう。クレジットカード番号を入力して決済を実行すれば、音楽をダウンロードできます。
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音楽配信サイトでは音楽の試聴も可能。実際に購入する前に目的の曲かを確認しておこう
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MusicDropの決済はクレジットカードで行なう。メールアドレスを入力後、カードの情報を入力すれば音楽をダウンロードできる
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ダウンロードした音楽は、Windows Media Playerの「ライブラリ」から「購入した音楽」にある「MusicDrop」という項目に保存され、ダブルクリックすれば再生できます。
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購入した音楽はWindows Media Playerの[購入した音楽]の項目に自動的に追加される。曲をダブルクリックすれば再生できる
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■ 支払い方法はさまざま。音楽配信専用オーディオも
このように、インターネット上の音楽配信サイトを利用すると、手軽に好みの音楽を購入することができます。MusicDropでは楽曲の購入にクレジットカードを使用しましたが、サービスによってはプロバイダー決済、WebMoneyのようなプリペイドカードにも対応しています。
また、ここではPCで利用する音楽配信サービスを紹介しましたが、ネットワーク接続に対応したオーディオ機器(エニーミュージック端末)などでは、オーディオ機器から直接音楽配信サービスにアクセスし、音楽を購入することもできます。機器が高いのが難点ですが、パソコンではなくオーディオ機器で音楽を楽しみたいという場合は、利用を検討してみるのもいいでしょう。
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2005/07/08 10:51
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